松本市耳鼻科 なのはな みみ・はな・のどクリニック

松本市中央4丁目9-51 イオンモール松本晴庭3F

tel.0263-88-4133

なのはな みみ・はな・のどクリニック

CLINICAL INFORMATION当院補聴器外来のご案内

補聴器を試してみましょう!

補聴器を使用するのがよいと判断されたら、試しに使ってもらうことにしています。次回の受診の時に貸し出せるように準備を整えておきます。貸し出しはだいたい2週間くらいを予定します。実際に家に持って帰ってもらいご家族や友人、仕事場の同僚と会話をしてみましょう。
難聴の方は何十年もかけて気が付かないくらいゆっくりと聞こえが悪くなってきました。音が入ってくる量が少ない静寂な世界に慣れてしまっています。中くらいの難聴を持つ私も感じますが、静寂な世界は案外快適です。余計な音が入ってこないので読書や仕事をしていても集中することができます。そこへ補聴器で一気に普通の騒がしい世界に戻りますので最初はやかましくて戸惑われるかもしれません。しばらくすると慣れてきますので少し根気強く毎日使ってみるのが肝要です。最初の1週間は午前中のみでも結構です。次の1週間は頑張って朝起きてから夜寝るまで使ってみましょう。

補聴器の聞こえをチェックします

2週間使ってみたら補聴器と一緒に再診です。補聴器を使ってうるさすぎなかったか?十分なボリュームが出ているのか?低い音から高い音までバランスよくボリュームが出ているのか?補聴器を使うとどのくらい日本語の聞き取り能力がアップしたのかなど様々な観点から補聴器をチェックします。

補聴器を使う前と使った後を比較して今後十分補聴器を使っていけるのかどうかを判断していきます。
補聴器をチェックできる特別な広い聴力検査室を用意しています。大学病院のような大きな病院でしかできないような補聴器の検査もすべて当院でできるように備えていますからしっかりと検査をして検討しています。実際にご家庭で補聴器を使ってみて、日常生活に補聴器の必要がないということが分かることもあります。半年から一年の間隔でしばらく聴力の推移をみていくことにしています。

補聴器の購入について

補聴器を購入すると決めたなら認定補聴器技能者のいる認定補聴器専門店で買うことにしましょう。当院が発行する学会認定の補聴器の診療情報提供書を持参すると詳しい情報、データを認定補聴器技能者に提供することができます。補聴器を購入したときの領収書とこの診療情報提供書を年度末に税務署へもっていくと税金が少し返ってくることがあります。

お勧めのメーカーや
機種はありますか?

どのメーカーの補聴器がいいのか?どの機種、どのグレードの補聴器がよいのかよく聞かれますが、認定補聴器専門店で販売されている補聴器であればどこのメーカー、機種であっても大きな失敗はありません。現在のデジタル補聴器であれば一番安価なものでも基本的な性能をしっかり持っていますので心配ないでしょう。しかしメーカーや機種によっては音質や使い勝手にそれぞれの患者さんの好みがありますから、いくつか試してみてもいいかもしれません。有名なメーカーだからとか値段が2倍や3倍の高級補聴器だからと言って日本語の聞き取りが2倍、3倍よいわけではありません。


補聴器を購入したあとは

補聴器を購入したら定期的に補聴器のチェックと聴力のチェックをしていきます。だいたい3-4か月に一回、季節ごとにチェックをします。聴力の悪化や変動がないか、補聴器が正常に働いているかを見ていきます。いつもと同じ、変わりがないことを確かめていく診察になります。補聴器はいつも体に密着している精密機械ですから汗や耳垢、湿気でどうしても傷みがちです。5年から6年で寿命が来ることが多いのでしっかりとした管理とメンテナンスが必要になってきます。当院では顕微鏡を使って補聴器の傷みと汚れの具合をチェックしています。また、補聴器を使っている人はどうしても耳垢を耳の穴の奥に押し込んでしまう傾向がありますから顕微鏡と鉗子を使って確認して掃除しています。

当院では、難聴・補聴器の
診療に力をいれていますので
お気軽にご相談ください。