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インフルエンザに罹ったときのコスト
2017.12.19 Category/ブログ|ブログ|風邪・インフルエンザ
いよいよインフルエンザの季節になってきました。なのはな みみ・はな・のど クリニックでもインフルエンザの患者さんがでました。近所の学校では学級閉鎖となったそうです。10年位前に私もインフルエンザにかかりました。突然寒気に襲われ、なんだかぐったりとして何もやる気が起きませんでした。インフルエンザの検査をしたらプラスです。薬を飲んで自宅で療養しました。
特に既往もない普通の成人であれば、高熱が出たとしても家でおとなしく寝ていれば治るのが基本です。しかし、実際に高熱が出たりすると不安になるものですし、しっかり診断してほしいと思う方が多いかもしれません。また、会社を休む際には診断書をもっていかなくてはならないかもしれません。では、インフルエンザかもしれないと思って病院に罹った場合、どんな検査をしてどのくらいのコストがかかるのでしょうか?いまは、病院にかかるとどんな検査をしていくらかかったのか領収書に詳しく書かれるようになりました。今日はインフルエンザに罹った時のコスト、領収書に記載されている内容について解説したいと思います。
初診料:2820円
クリニックに最初にかかるときに支払う料金です。新しくカルテを作って情報を入力したり、アレルギー情報や既往などを詳しく問診したりするためにかかるコストと考えてください。大きな病院にかかると初診料がさらに高くなります。
検査料:下記のもの合計で2960円
免疫学的検査判断料(1440円)
鼻腔・咽頭拭い液採取(50円)
インフルエンザウイルス抗原定性(1470円)
インフルエンザに罹っているかどうかを検査します。検査キットの代金とその結果を判断するための料金です。鼻の奥や口の中へ綿棒を入れてサンプルをとって検査をします。ちょっと不快ですがそれほど痛みもなく、10分くらいで検査結果がでます。
処方箋料:680円
症状や経過をみてどの薬を使ったらよいのか判断して決定する料金です。
以上までの合計が6460円です。そして患者さんによって3割負担であったり、1割負担であったりします。一般的な成人で会社に勤め、3割負担であったとして計算すると、実際の窓口で支払うのは1940円になります。
おそらく会社から診断書をもらってくるように言われるはずですから、診断書の料金も追加になります。
自費の診断書料:2000~3000円(病院によって異なります)
すると、窓口で支払う合計は4000円から5000円となります。
クリニックの方針や主治医の先生の判断で検査を行わないこともあります。その場合には検査料がなくなり、もっと安くすむことがあります。
インフルエンザの診断がついた後に薬をもらうのが一般的ですから、薬局で支払う料金が追加になるでしょう。
薬の代金:
イナビルの場合 4280円
タミフルの場合 2830円
リレンザの場合 3058円
調剤料など:約1000円
そうしますと、3割負担で計算すると1150円くらいから1600円くらいとなります。薬にもそれぞれ特徴がありますので、どの薬を選ぶのかは主治医の先生が決定します。
そうしますと、インフルエンザでかかるコストは全部でだいたい5,000円から7,000円くらいになります。
これにはインフルエンザの発症から5日間経過かつ発熱がなくなってから2日間を休むことになる損失は計算していません。やっぱりインフルエンザにはかからないのが一番ですね。手洗い、うがいをしっかりしてこの冬を過ごしましょう。
インフルエンザの診断やさらに詳しいことについての質問は
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