松本市耳鼻科 なのはな みみ・はな・のどクリニック

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なのはな みみ・はな・のどクリニック

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こどもに鍛えられる耳鼻科医

2018.10.15 Category/ブログ

マスクをかけた人のおしゃべりは大変聞き取りづらいものがある。マスクをかけると音がさえぎられるのと同時に大きな口を開けずにしゃべる傾向が出てくるからである。私のような難聴者にとってはマスクを通した音声が大の苦手となる。

医療機関ではよくマスクをしているが、私のクリニックには難聴者がたくさん来院するし私も難聴者なので職員にはマスクをしないように指示を出している。普通に接している範囲ではマスクによる風邪やインフルエンザからの予防効果はたかが知れているのだ。

もちろん手術をする時や血液、患者さんの唾液が飛んでくる処置の時には飛沫感染を防ぐために仕方なくマスクをするルールを作っている。

耳鼻科はどうしても患者さんののどや鼻をみるので、目の前でくしゃみや咳をされて鼻水、つばを吹きかけられることは日常茶飯事である。

大人はまだ遠慮と前触れを示してくれるので耳鼻科医になって20年にもなると大体避けることができるが、容赦ないのがこどもである。こどもの診察の時にはマスクをするように心がけてはいるが、ついつい忘れてしまうことも多い。

こどもは口の中を一瞬しか見せてくれないので、その瞬間で見た口の中を写真で写すようにひとまず眼球の網膜に焼き付け、仮想現実空間に画像を入れておく。次の瞬間には咳とくしゃみがやってくるのでマトリックスのキアヌ・リーブスになったつもりで避けなくてはならない。うまく避けきることができたら、網膜に残った写真を仮想現実空間からひきだしながらカルテに記載するのだ。



しかしまだまだ未熟者なのか、こどものアクションの方が一枚上手でまともに食らってしまうことも多い。キアヌ・リーブスから一気に現実空間である自分に引き戻される。飛沫感染である。なんだか昨日からのどが少し痛いぞ・・・。こうやって耳鼻科医はこどもに鍛えられ少しずつ強くなっていくのだ。

 

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